【イカれた目で観たあらすじ】
死刑囚のクリータス(カーネイジという子連れ)と長年の恋人フランシスの結婚式に招待されたエディ＆ヴェノム。しかしカーネイジはヴェノムの子と発覚してんやわんやに！フランシスが長年恨みを抱えていた警察官や、エディの元カノカップルも巻き込んで、レットゼアビーカーネイジ☆
もちろんそんなわけなく。
【正しいあらすじ】
エディとヴェノムは最高の相棒、でもお互いへの不満ももちろんある。喧嘩別れしていたそんな時に死刑囚のクリータス(エディが取材していた)が死刑執行時に脱走。その身体をカーネイジと共有し恋人のフランシス(特殊能力持ち)をも奪い返して"大虐殺"が、今始まる。
はーーーー！！！！！！楽しかった！！！！！
カーネイジというMARVELの中でも三本指に入るんじゃね？ってレベルの悪役をこういう形で描いてくれるとは！すごい！ヴェノムとの違いがとても顕著！
エディと共存しているヴェノムが相変わらずエディ大好きで仕事も手伝う有能マン(もはや嫁)な一方、人間を食べたらあかんって言うルールに縛られて不満募らせてるの、前回からの続きっぽくてとても良き。しれっと親友できててよかった。
エディはエディでヴェノムのおかげで記者として返り咲けたし賑やかに過ごせているものの、常に頭の中でヴェノムが騒がしいのが煩わしくて仕方が無い様子。過干渉な妻や母親にうんざりしているようなイメージな。
もうこの2人の喧嘩が激しいこと。エディの住む部屋の上下左右の人は文句言っていいレベル。天井の穴の数どうなっての···。
エディの元カノのアンとその彼氏のダンも続投で登場してくれててテンション上がるし、相変わらずアンはエディの良き理解者って感じ。ダンはダンで、あぁこの人アンのことを愛してるんだな···って伝わってくる頑張りが目覚しい。不満を滲ませつつもアンがエディに協力するのを邪魔しないどころか、アンのピンチに駆けつける。彼こそヒーローって感じ。
シンビオートの弱点である「火と超音波(音)」も上手く活用されていたし、クリータスとカーネイジとフランシスの関係も、描かれ方はサラッとしていたものの上手く弱点を絡めた展開になっててよかった。
クリータスがヤベェってのは理解しつつ、一体いつどう言った状況で身内の2人以外の殺人を犯したんかなー？とは思った。思ったよりクリータスのヤバさが伝わってこない感はあったかも。
クリータスのイメージが「カーネイジと俺のふたりで無差別に人を殺しまくるぜ！大虐殺の始まりだぜー！」だったので、まさか「生き別れの恋人を救い出して結婚式あげたい(キリッ)」だとは思わなかったので、なんやこれラブロマンス映画か？って錯覚を覚えた。クリータスがフランシスを救い出すシーン、めっちゃロマンティック。
ただそれでもクリータスというイカれた殺人鬼にヴェノム曰く「赤はやばい」シンビオートがくっついたことで、まさに最悪×最悪の生命体が出来上がっているし、そこにイカれたフランシスという恋人がくっついてこの家族···3人組はここで止めとかなきゃアカンなって伝わってきた。
ヴェノムが「無理」って戦うの拒否るカーネイジとの戦いは格好良きな。ヴェノムが体ひとつでタックルするのに対し、カーネイジは触手伸ばしまくってヌメヌメ戦うの、めっちゃ力の差見せつけられた。ステンドグラスを背景に威圧してくるの、めっちゃいい。
でもほら、ヴェノムとエディは最強のコンビだから。エディ役のトム・ハーディも言うとうり、ある意味で2人は結婚しているので「絆」ゴリ押しで攻める。
戦いも終盤の頃合に高いところから落ちるシーン、ヴェノムとカーネイジの行動が真逆過ぎて見応えあった。カーネイジはクリータスを宿主くらいにしか思ってなかったのかもだけど、ヴェノムはエディを特別なパートナーとして見ているんだってめっちゃ伝わってきた。
なんかこの作品で一区切り着いたかなと思いつつ、今後はこの2人どうして行くんだろと思っていたところでのエンドロールのあれな。ぎゃー！？って声でかけた。
確かに昔ニュースで見て可能性はあるかも？と思っていたけど、まさかこんな形で期待をふくらませてくるとは思わなんだ。遊び心が過ぎるぜ···大好き。
MARVEL作品と言えばスタン・リーのカメオ出演が有名だけど、今作もあって泣いた。とあるシーンの雑誌の表紙で出演しているから是非とも探して欲しい。
めっちゃ楽しかった！！！
ディズニーではないMCU作品ならではのゴリゴリした世界観とか、なんかもうダークダークしてる感じとかめっちゃ好き。感動して泣ける作品もいいけど泣いてる暇ないくらい世界観に食らい着く感じも満足度高いよなー。
あ、そういえばフランシスが恨みつらつらしてた警察官のあれ、どういう事なんだろ？闇落ちするんか？しそうだよなー。ううん。
ヴェノム、映画館にグッズ売って無さすぎて泣いたから、来週マトリックス観に行く映画館で血眼になって探そ。(必死)
