「タチャ」シリーズ第３作。第２作「タチャ神の手」が長らく配信にもレンタルにも無かったので、先にこれを観ました。今作は花札ではなくポーカー賭博。主演のパク・ジョンミンと師匠としてのリュ・スンボム、そして悪役にふてぶてしい役者ヨン・ジェムン。この最強のキャストに合わせたかのような脚本で、最高のエンタメ作品に仕上がっています。ポーカー賭博のシーンも面白かったんですが、賭博と言うより詐欺を仕掛けるという要素が強いストーリーに仕上げていますので、第１作とはかなり違った面白味が有る作品となっています。監督他スタッフは全く違っていまので、これだけ観てもいいのですが、ちょっとだけシリーズの賭博師の話を引きずっていますので、やっぱり第１作は観ておいた方がいいかなと思います。今観返すと、NETFLIXの「ザ・グローリー」で超絶の悪役を演じた女優イム・ジヨンがスリで詐欺師のふてぶてしい役で出ていて、これがまたいい味出してるんです。彼女、ちょっと口が曲がっていて、それがいいんですよね、憎たらしくて、かわいくて、はまり役に当たったら女優として最高です。彼女を観るだけでも、今観て損はない作品ですね。
