ゆき

娘は戦場で生まれたのゆきのレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
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赤く染まる視界

人命以外の生命活動も止め、街も死ぬ状況。
傍観者という大敵に訴えるこの作品は、悲痛な叫びではなく強い主張だった。
あらゆる武器を日常に落とし込み、笑顔を見せる人々。
娘のための決断もどこか背徳心で溢れている。
泣かない子供の表情が記憶に残る一作だった。
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内戦が激化するシリア。ジャーナリスト志望の女子学生は医師を目指す青年と出会い、空爆の犠牲者の治療にあたる。二人夫婦となり、子供に恵まれた。そして彼女は生きた証を残し始める。
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