Leoooona20

娘は戦場で生まれたのLeoooona20のレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
-
大学がここに出てきてる医者を招待してディスカッションする機会があったので、みてきました。

昔この映画気になってたけど見る機会がなくて、とてもラッキー。

このドキュメンタリーはマジでドキュメンタリー。奥さんも本物のジャーナリスト。
僕はこういう映画を観ても涙は出なくて、死んでいく子供をみると、悲しいっていうより、殺したやつを殺したくなるよね。悲しみというより怒りが表層に出てくるから、涙は出ない。けど、愛や希望を感じたりみたりすると、まだ人類に対する望みを捨てられないなって思うと涙が出てくる。


映画観た後に、このお医者さんに、「こういう映画を観ると、人類に対する希望はないのかなと思うと同時に、愛を感じることができて、完全に対極のものを目の当たりにすると、やっぱりまだ希望は捨てたくないなと思う。けどその希望はやっぱり子供や次に来る世代にどういう教育をするかがすごい大事やと思う、特にこういう戦争を経験した子供達に、敵国のことや状況や歴史を説明するときは非常に慎重にならないと負の連鎖を生んでしまう可能性があると思うけど、サマにはどういうふうに教育をするつもりですか?」って聞くと、


「やっぱり悪いのは政府、どこの国に行ってもそう。そこに住んでる人たちは、悪くない、実際に、サマの親友はロシア人で僕は何もそこに負の感情はない、人を嫌うんじゃなくて、政府が悪いっていうふうに僕は教えるつもりだよ」って。難しいね。背景的にこの人は昔から反政府的な活動をしてたから余計にそういうふうに教えるのか、、、

今週は倫理観グラグラさせてくる問題ばっかり投げられてきて、人ってなんなんやほんまにって思う。

マラリアとか結核とか歴史的に存在する病気は正味ある程度仕方ないと思うけど、戦争で人が死ぬのは非常に人為的でなんとかしたいなって思うよなー

この後にクラスメイトと話したりしてたけど、やっぱりほんまに倫理ってむずい。
Leoooona20

Leoooona20