けーな

ラスト・クリスマスのけーなのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.9
2年前から見よう見ようと思いながら、見損ねていたのだけれど、ようやく観た。

情報を入れず、単純なラブコメだと思って観たところ、思いがけない展開にとても驚いた。

単なるラブコメじゃなくて、イギリスで起きている社会問題を取り上げた話だったし、一方で、ファンタジーの要素もあって、面白かった。

後半までは、主人公ケイトを演じるエミリア・クラークとトムを演じるヘンリー・ゴールディングのことを、そんなに好きじゃないと思ってしまって、入り込めなかった。特に、トムに関して、なんかよく分からない雰囲気が漂っているし、そもそも、全然タイプじゃないから惹かれないなぁなんて思って観ていた。しかし、その、なんかよく分からない雰囲気が漂っていたワケが分かった時には、ハッとなって、涙まで出てしまった。それで、一気にいい話だなぁと思ってしまった。

やはり、クリスマスのイルミネーションでいっぱいのロンドンの街並みが、とても素敵だった。

あのベンチのある公園は、どこなのだろう。実際にある公園なのかな。

追記: 調べてみたところ、ベンチのある公園は、フェニックス・ガーデンというロンドンに実在するコミュニティガーデン(地域の人が運営するお庭)。ロンドンのコヴェント・ガーデンにあるフェニックスシアターの裏手に位置するとのこと。
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