初めてマトリックスを観たときの喜びは忘れない。同時代で体験できたことは、人生の至福である。
と言いつつ、最新作を配信で今ごろ観る。
本作、あまり評判は良くない印象だったけど、現実逃避というテーマは引き続き、郷愁、老いという感覚も盛り込んで現代的に進化した感ありけっこう好き(偉そう)。
過去作へのオマージュたっぷりで楽しい。
大好きなシーン、我が映画めしシーンセレクションの五指に入る、かの名シーン「ignorance is bliss 無知は至福」(ステーキ)のネタもあり満足である。
続編制作への皮肉たっぷり。ラナは、本心では作りたくなかったのかな。それともさまざまな批判への予防線、もしくはそれこそ皮肉?
「スーツ」の存在がよく分からなかったけど、ワーナーのお偉い陣へのアーティスト的な皮肉なのかな。