じろともトン

ハルカの陶のじろともトンのレビュー・感想・評価

ハルカの陶(2019年製作の映画)
5.0
#映画 #movie #日本映画 #邦画 #ヒロイン映画
◯ #奈緒 「 #ハルカの陶 」#末次成人 監督。写真は映画.comさんから。
◯ #平山浩行 #村上淳 #笹野高史
◯ #松本穂香 さんとダブル主演した「 #みをつくし料理帖 」の #奈緒 さんの初主演映画は、松本穂香さんのラジオでも話してて、今は趣味にもなってる「 #陶芸 」を題材にした #備前焼 に一目惚れしたヒロインがその陶芸家に無理矢理弟子入りして陶芸家を目指す映画。
◯この映画のインタビューなどの奈緒さんの言葉を聴くと、撮影前は陶芸の事を知らない自分がこの役を演じる事が出来るかが1番不安だったそうだけど、観終わった今、奈緒さんほどこの役、この映画の雰囲気、陶芸作りにひたすら取り組む物語に似合うヒロインはいないと思わせる、とても日本的な温かさを感じる映画でした。
◯冒頭、東京で、のめり込むものがないままOLをしているヒロインの「小山はるか」がたまたま寄った「備前焼」の展示会で見たある備前焼の作品に一目惚れして、そのままそれを作った備前焼の職人(平山浩行)の所へ行き、その街の人たちとの触れ合いの中で、備前焼の素晴らしさ、作品、モノを作る真剣さ、自分がしたい事を見つける物語。
◯「人間国宝」役の笹野高史さんの深みのある温かさ。
◯平山浩行さんは #松本穂香 さんが猫の声の役をしていた #草刈正雄 さんの「 #おじさまと猫 」草刈正雄さんのライバルのピアニストを演じてた俳優さん。ストイックで草刈正雄さんをずっとライバル視してるのに、猫を飼い始めて、「猫可愛い」な穏やかな面が出てくる面白い役をしていたのですが、「ハルカの陶」では、村上淳さんのお父さんの意思を受け継ぎ、備前焼に人生をかけてる陶芸家を真面目だけど周囲の人たちには不器用な役を演じています。
◯奈緒さんのヒロインは、最初は弟子入りしようとしてる陶芸家 若竹修に門前払いから、
若竹修さんが「人間国宝」の笹野高史さんから、彼女が彼の元へ来た意味を諭され、少しずつ修行して行く過程は、師匠からのダメ出しを繰り返しながら、周りの人たちの温かさもあって、備前焼祭りなどのシーンは面白くて、
陶芸を作る大変さも感じる展開に、ヒロインがどう対峙して行くかが後半の展開になりのめり込んで観ました。
◯冒頭のOLの姿から、だんだんと備前焼の陶芸家にひたむきに頑張る姿は力強く、奈緒さんの個性にピッタリのヒロインで、観終わった後の余韻も心地良いです。
◯映画の奈緒さんのインタビューで、この映画が公開される頃に、奈緒さんがドラマの「尾野ちゃん」役で話題になっている頃だったそうで、久しぶりにキャストさん達と会った時に「尾野ちゃん」役と「ハルカの陶」のヒロインのギャップに驚かれた話が面白かったです。
◯松本穂香さんもですが、奈緒さんの作品ももっと観ていこうと思います。
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