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きっと、またあえるのNのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

受験に失敗した息子の飛び降りから始まる、優秀だと思っていた父親の負け犬時代の話。

話の主軸だったインドの受験戦争の熾烈さと、挫折からの立ち直り、学生時代のかけがえのない友情と絆はよくありそうな話ながらも、見ていて引き込まれた。

受験に失敗し、飛び降りるを図ったラーガヴと、手術前のアニの受験する100万人の内、合格できるのが1万人で99万人が路頭に迷うという言葉はインドの競争社会を表していて印象に残った。

H4時代の親友達が子供の一大事と聞いて、仕事を放ってでも一人ずつ駆けつけてくれる所が一番ウルっときた。こいつら良い奴過ぎるだろ…。

GCも謎スポーツがちょいちょいあって面白い。
一番かっこよかったのはへべれけのチェス。
勝ちを確信してからのミスが2つ、はカッコ良過ぎ。
マミーやアシッド、セクサといい良いキャラした仲間達は見ていて面白い。

野次によるプレッシャーと深夜電話で集中力を欠かせるという戦い方は、それでいいのかと笑った。
実力で勝った競技もあるし、負け犬なりの戦い方って事でいいのかな。

日本語タイトルのきっと、また会えるには少し疑問が残った。
監督違うしシリーズ物でもないのに、きっとまた会えるの二匹目のドジョウを狙ったのかな。
原題を調べたらCHHICHHOREで、生意気、軽薄の意味の複数形で、そっちの方はしっくり来た。

エンドロールの曲とダンスが一番好き。
ストーリー中の曲はそこまでピンと来なかった。

手術後、最後はだいぶ駆け足で終わった感。
始まりはとても重く感じるが、テンポの良さとキャラクター達の明るさ、友情の温かさで最後はほっこりできる映画だった。

2024 160
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