勝沼悠

オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語の勝沼悠のレビュー・感想・評価

2.9
 子どもを亡くし二人きりで生活している夫婦の妻が乳がんに。

 ロスの受容の五段階に怒りがあったが、リーアム・ニーソン演じる夫が序盤から中盤にかけて怒りまくりでちょっと見ててきつい。
 中盤から終盤にかけてはいくぶん映画のトーンが落ち着いて見てられるようになる。最後は特別なことは起きず静かに終わっていく。演じる二人は共に60歳を越えているのだが、ラブシーンも自然で落ち着いた二人を見ているとほっとする。
 死は誰にでも起こるありふれたものだが、それを受け入れることは普通にできることではないと感じた。
勝沼悠

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