パン

れいわ一揆のパンのレビュー・感想・評価

れいわ一揆(2019年製作の映画)
3.4
流石に長すぎるけどやっぱ政治的な内容だから興味深い作品だった。
ゆきゆきて神軍の原一男監督作品。

冒頭で監督ご自身が「今の日本には奥崎健三みたいな人が必要じゃないですか!」と熱く想いを語っていたのでなんか亡き奥崎の意思が受け継がれているような感じがしたな。
あと自民党の搾取についても話してたっけ。

山本党首はやっぱ俳優やってただけあって演説スキルは高いよね。
他にも個性豊かな面々が出てて話としては面白かったけど、どこかこう彼らを支持するに至る説得力を感じなくて歯痒い思いをしながら観てた。
上手く言えないけど、この映画を観た人は結構俺と同じような気持ちになってそうな気がする。

例えば派遣社員であることを嘆いている人とかいたけど、それ結局自分で派遣を選んでるというのもあると思うし。
何でもかんでも世の中や国家のせいにするのは違うかなと感じる。
まあ今の与党が糞で支持者もアホばっかだというのは完全に同意するけどね。

なんかここまでリベラル!左翼!を前面にだされるとそれはそれで嫌な気持ちになるもんだなって自分でも新しい発見だったし鑑賞した甲斐はあったかな。
自称愛国者の普通の日本人様を見てるよりはいくらかマシだけども。
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