レニングラードで物語が展開すると思っていましたが、話のほとんどは避難した人達が乗る船で展開します。多くの方が仰っているように、戦争にタイタニックを足したような雰囲気です。
主人公もその恋人も親父も自分勝手でどうも好きになれない…。私怨ありすぎの捜査官などその他の登場人物も人間的に魅力が乏しい。視点も多すぎて物語が散漫としていて頭にすんなり入って来ません…。
戦争映画に定評のあるロシアだけに、戦闘シーンは迫力があり特に空襲シーンは手に汗握る臨場感。苦難を乗り越えて和解するシーンはなかなか熱いものがありました。
どうしてもロシアに都合がよく描かれているのが気になるところですが、戦争ドラマとしてはまあまあ楽しめた作品でした。
まとめの一言
「お犬さん!」