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グンダーマン 優しき裏切り者の歌のArlecchinoのレビュー・感想・評価

3.8
奇矯な歌手グンダーマン(グンディ)の生きざま。正義が揺れ動いているところが面白かったです。

こういう、時系列が細かく前後する映画に我々は慣れてきましたね。例えばパルプフィクションなんかがこのタイプ。この映画にとって、時系列が前後する演出に意味があるか考察。(1)コニーはいつ、どうしてグンディと一緒になるのかをひっぱる(謎にしておく)、(2)裏でシュタージに協力していたこと(実際には時代が下ってから判明すること)を冒頭で観客に提示して、過去の映像を見せて(表面的に)グンディがどう振舞っていたのかを見せること、の2つの意義があるように思いました。直線的にシーンを時系列に並べるより語り口に深みが増していると思います。

歌は全般的に良かった。実物なんですよね?
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