けいでぃー

プラットフォームのけいでぃーのネタバレレビュー・内容・結末

プラットフォーム(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

単純に社会の縮図・縦社会を空間に置き換えただけのように思ったけど、それだけじゃない意図は感じた。
ただ真の意味で何を伝えたかったのかはうまく消化できず...難しい。

あいにく聖書などにも疎く広い解釈ができるような内容だったので、あえて主人公が唯一持ち込めるものとして抱えていたセルバンテスが出版した小説ドン・キホーテが気になったので調べた。
すると現実との区別がつかなくなり正気を失って、自ら騎士道精神を掲げ世の中の不正を正す旅に出たものの"3度"の旅のあと正気を取り戻して亡くなるドン・キホーテと主人公が少し被る。

当時のスペイン社会の風刺をなぞらえ現代版で表現したのかなと。
認定証や伝言が何を意味するのかは分からなかったが、現実の残酷で滑稽なさまを生理的に受け付けない表現で描いていた。

これだけ書くほど気になり見入ってしまったけど、やっぱり何に対してのメッセージかは読み取れない...笑
とりあえず食欲なくなって疲れました。

グロ要素に加えて食べ物を汚く扱うシーンだらけなので苦手な人や見るタイミングに要注意です。