違う映画を見ようと思っていましたが時間を勘違いしていたためすぐに見られる今作を何の知識がないまま鑑賞しました。
応援屋という何をするかいまいちわからない職業の五人組が離島のお祭りを復活させようと奮闘するというストーリー。
途中から薄々感じていましたが今作はいわゆるアイドルムービーにカテゴライズされる作品でした。
「A.B.C.-Z」というジャニーズのグループが主演です。
初見ですがフットボールアワーの後藤やヤナギブソンみたいな彼らは印象に残りました。
若い時分はオトンやオカンの「最近の子はみんな同じ顔してて見分けがつかへんわ〜」と言うのが全く理解できませんでしたが最近わかる様になってきました。
コメディシーンやギャグが壊滅的な出来です。
女風呂を覗こうとして石鹸で転んでズコーとか昭和でもなかなか見かけないですよ。
ストーリー的には見るべきところはありませんし、演技が特にヒドイ。
集団シーンは学芸会の割り台詞の様に順番に喋って行きますが自分のターンでない役者達は目もキョロキョロ泳いでなぜかフラフラしています。
叫ぶシーンも慣れていないのか想像できないトーンで叫びだしてビックリしました。
リアルで突然キレだした人みたいで逆に迫真の演技だったのかもしれません。
グループ全員を出さなければならないのだから仕方がありませんが応援屋は3人くらいでも十分成立するくらいのキャラクターの薄さでした。
正直今年ワーストの「鬼ガール」に匹敵するくらいヒドイ出来ですが、今作はアイドルムービーであり本筋とは別にアイドルが魅力的に撮れているかどうかという別の評価軸が存在しているのでこの評価です。
僕は招かれざる客ですので楽しめる方は楽しめると思います。