ひとつの事件を通してそれぞれが心のカサブタを認識しつつ、癒していく物語。
事件はとある女子大学生が父親を、人気のないところで刺し殺したことから始まる。
どこか不安定な被告と、被告の取材を試みる臨床心理士。
被告の弁護を務める臨床心理士の義理の弟。
さらに臨床心理士の夫は弁護士の従兄弟という関係性は少し出来すぎかな、と感じるがそれをあまり感じさせない物語の展開。
被告人の生育環境が悲惨すぎて胸が痛くなるが、事件を通して救われ、心を癒されてゆく過程は観てる側の心が軽くなる。
一日の終わりにゆっくりと観るのにおすすめの作品です。
