日本人作家原作の映画。これに関しては作者の「『藁にもすがる獣たち』映画化によせて─ ／曽根圭介」という記事がネット上にありますので、こちらを是非お読み下さい。雑感として、やはり日本には沢山のミステリー系作家がいて、いくらでも原作はあるのに、映画・ドラマに少ししか反映されないのは残念すぎないか？という思いです。そして本作を観ていると、やはり脚本家のレベル、演出のレベル、俳優のレベル全てが韓国が上だと感じざるを得ません。特に、チョン・ドヨンの役を演じられる女優は今の日本にはいないでしょう。そういった意味でももっと評価されてもいい素晴らしいノワール作でサスペンス映画。日本韓国を超えてアジア映画の名作に入れてもらいたい作品です。絶対にオススメ。
