す

子供はわかってあげないのすのレビュー・感想・評価

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)
1.0
久しぶりに新宿に出てきたから、「なにか見な」と思いつきでチケット買った。

いきなりアニメが始まって「入るスクリーン間違えたんか?俺もやけどモギリもしっかりしろよ」と不安になり、実写に変わってすぐの一家団欒で「この映画は嫌いかも」と不愉快になり、女と男が好きなアニメで痛い盛り上がりしながら校舎を歩く長回しで、誰も白い目を向けないどころか振り向きもしないところで「主人公にとって都合の良い世界が描かれるキレーな映画だな。嫌いな映画だ」と確信した。

主役の女にはなんの魅力も感じなかった。
書道の時の「集中してるから」と男に冷たくしたようなギャップがもう少しあればよかったのか?
アニメ好きやからと言って普段からあんな寒々しいフレーズ使うか。いや、使うのはいいんやけど周りもそれに乗ったりしてるのがイライラした。

ボケも多くて場内は結構ウケてたけど、数が多いのではなく少数の笑い声がデカいだけにも感じたが、男が豊川悦司の家に来て「探偵さんの弟さん」と名字から推測されたのに、神の目で見られたと勘違いし、「入りなさい」と言われてテントに入ろうとするとこらなんか爆笑起きてた。客層やな。
原作のまま残してるのか知らんが、顧問の「なっ」って口癖とか男の家に行った時に男が繰り返す「今親いないから」とかもう漫画丸出しなんやから削れよ。気持ち悪い。

これを耳をすませばの絵でアニメ化したら好きになるんかな?とか考えてたけどボケが邪魔やし深刻さがないからダメなんかな?耳をすませば見返さないとわからん。
レビューを見てると、俺には気付かない主人公の抱える深刻な問題に気付いてる人もいたけどそれはホンマに描かれてたのか?忖度し過ぎやし、その問題はほとんどの映画に当てはまることなんじゃない?とか思った。知らんけど。
とにかく嫌いな映画でした。
す