ブラムハウスという事で鑑賞。
とりあえず大写しの出産シーンがあるので注意されたし。
あれを本国では劇場でぼかし無しで公開していたとしたら凄すぎる。
それがフェイクであっても私は遠慮したい。
本作を雑に定義すると、強メンタルのサイコパス観察映画といったところかな。
強メンタルはやはり強いな、と随所に感じる。
以下ネタバレ抵触します。
さて本作だが主人公のエヴァンはサイコパスで自分の行いを正当化し、それに疑念を持たない。まぁ、ただ殺人願望があるだけでなく、これくらい独善的で他人に価値観を押し付けるような人間なら、こういう行動を取るかな、という妙な説得力はある。
母親も同種で原題通りそういう血脈の人たちなのだろう。
ただ、最後にこの主人公の破滅がくるものと思っていたのでオチは肩透かし感があった。
物語に因果応報を求めている人が観たら、このオチには納得行かないかもしれない。
まぁこの一家は遅かれ早かれ破滅しそうな気はするが。