まなぴ

ハニーランド 永遠の谷のまなぴのレビュー・感想・評価

ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)
4.1
北マケドニアの山奥の村で母の介護をしながら孤独に暮らす野生のミツバチ養蜂家のハティジェさんは、はちみつをとるとき半分だけ取るようにしていたのだけど、隣に引っ越してきた遊牧民家族に蜂を分けてあげたところ、なんやかんやが起こってしまう…
最初は川の保全目的のドキュメンタリーの予定で撮っていたところでのこの映画ができちゃったことに素直に感動…
ハティジェを通して人類と生態系のバランスを描いて(半分は私に半分は蜂に、蜂に分けてもらうの考え)、隣人を通して消費主義と資源の枯渇(もっとくれたらもっとお金出すよの口車に乗ってトラブル起きちゃう)を表現したかったとのことで、すごくわかりやすく伝わってきたと思う。
あと手法とかよくわからないのですが、フライオンザウォール、ダイレクトシネマ、シネマヴェリテの手法で、ナレーションやインタビューなどもなし、被写体も一切カメラを見ないようになっている、すごいね、逆になんかドキュメンタリーぽくなくてフィクションの映画のようでもある