無表情な17歳の少女オータム。
いや、何かをにらみつけている。
彼女は妊娠している。そして中絶するために唯一異変に気づき寄り添ってくれるいとこスカイラーとニューヨークへ行く。
トイレで深夜出血したときにオータムはやっと母に電話をかける。
でも助けを求められない…
少女らにとってこの選択しかないことに憤りを感じる。
そして、こういう経験はオータムだけでは無いという事実にも。
彼女らにはニューヨークの街はどう映っていたのか。
ほとんど語らないのでふたりの顔をじっくり眺める事になるが、それにしてもふたりとも本当に美形。
望まぬ妊娠を避ける為にきちんと大人が語っていかなければ…
女の子が身を護り、助けを求められる大人が側にいてあげなければ…
静かな映画のラストに課題を受け取ってしまいました。