このレビューはネタバレを含みます
「マヤ…恐ろしい子!」と言いたいとこもあるけれど、マヤが最後まで知りたかったことを考えると、切なくなるなぁ。
ずっと足りない記憶のピースを探してたんだな、悪夢と共に。記憶は恐ろしい…。
1950年代、アメリカで夫と子供と幸せな生活をしていたマヤ。公園で、思い出したくない指笛を聞くまでは…。
ある日、家に帰ったら、妻が「戦争中に、こいつに酷いことされたの!」とある男を拉致してきたら…?
旦那さん、どうしますか!!!?
私なら、落ち着いてられないよ!!
人違いだという男と、朧げな記憶だがこの男で間違いない!という妻。どちらを信じるだろう?
私がグッときたのは、妻が拉致した理由だ。あと、最終的にダメージを受けたのはこっちか!という結末と強さだ。
50年代の洋服や煙草も良い〜!
たしか、戦争から10年〜15年後の話だったような。その戦争当時の年齢を考えると、なんとも言えない気持ちになる。
そりゃ、忘れられないわ…。
「俺にも妻や子供がいる!!」
そんなの分かってる。でもマヤの欲望は止まらないのだ。