第2次大戦で妹をナチスによって失ったマヤ。
家族とともにアメリカに移ったが、その近所でナチスによって暴行を受けた兵士によく似た男を見つける。
そこからこの男を自宅の地下室に監禁して、なんとか過去の行いを吐かせようとする。
「プリズナーズ」と同じような展開であり、真相を知るためには暴力も辞さないマヤ。
そしてそれを止めようとする夫。
やったかやってないかを知る展開。
こういうタイプは結末が決まっているのだが、それに迷いなく向かっていく。
結局の所過去の行いなので、警察がどうこうではなく、私刑の形になってしまう。
よってハッピーエンドなどありえないわけであり、苦々しい余韻が最後を埋め尽くすのである。