これは面白かったです。
マヤが何についての悪夢に悩まされているのか…
これが復讐目的だけではないというころがこの作品に深みを持たせています。
勢いで後先考えずに拉致監禁するマヤですが、実際に彼がナチスの対象者なのかは亭主や視聴者のみならずマヤ本人ですら確かではない。
疑問となる点について少しずつ焦点が合っていきますが、確証には至らない。そして物語は意外な結末へ…
最後には原題の「The Secrets We Keep」の意味が別のものへと変化していきます。
視聴後の「これは… 秘匿していくのは無理だろ」感が凄いのでぱっと見丸く収まった様にみえますがこれはきっとバッドエンドなのでしょう。
「ミレニアム三部作」で有名なノオミ・ラパスさんの演技力で引っ張りまくる本作ですが中々に凄惨な物語でした。
良い作品であったと思います。お薦め。
…作品の途中まで「マヤ文明の謎を解く歴史サスペンスもの」だと勘違いしていた。大分イメージと違いましたね。