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わがままなヴァカンスのochoのネタバレレビュー・内容・結末

わがままなヴァカンス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

6つ年上のセクシーな従姉妹ソフィアに感化される話。
主人公のネイマも大人の階段登りたいみたいなところで、ちょっと好いてたもう一人のおじさんに若干モーションかけますが、
16歳の子供なので、おじさんがあしらってくれて安心。フィリップがまともな大人で良かったよ…犯罪だもんな…流石に見たくないw

ネイマはこどもらしい煌めきはありますが、ちょっと太いし、洗練はされてないのでこれからといった印象。はっきりした顔立ちなので化ける可能性はありますね。

ソフィアにくっついていく中で、
母親が働く高級ホテルのダイニングに、金持ち中年とその仲間たちと一緒に客としてきた時の、ホテリエの知り合いの冷めた顔と言ったら…
楽しい食事というより、味しないディナーだったでしょう…

見知らぬキラキラした世界にいるちょっと年上のお姉さんに憧れて、自分もそうなりたいと思う気持ちはとっても分かる!女の子はどこかしらその気持ちを持ってると思う。
ただ、親友ドドとの約束を破ったのはいただけなかったな〜、連絡しないのも最低。
彼がオーディション受かったからよかったけど、大切な友人を無くしてたかもね…

そして残念なのはアンドレの別れ方。遊び人ならもっと上手い別れ方心得ておけよと…
ソフィアは割り切った女なのだからあんな別れ方しなくてもね、後味悪いわ〜。でも、彼女の虚無感の元を表現するには必要な描写だったのかな…男たちは即物的で彼女の体だけを求めているんだと…

男を虜にするTIPsを心得てはいますが、賢くなさそうな感じ、とってつけた感じは、女性には通用しないので、嫌味を言われたりもしますが、さらっとしているのはなかなか。肝が据わっている。立場をわきまえているとも言えますね。
台風のようにやってきて影響与えてさっと去っていくソフィア。ある意味でカッコよく思えました。

ネイマは、最後ちゃんとホテルでバイトをしていて、自分なりの生き方を見つけようとしていたのは良かったですね。ひと夏の経験で少し大人になった顔つきもいい。
どーでもいい高級品は売っちゃって、ソフィアからもらったものだけとっておくというのはなんだかいじらしくてかわいい。
彼女の生き方を左右する夏になった事は間違いなさそう。

とにかくカンヌと海の風景が美しい。行きたくなりますね〜
ソフィアは顔はイマイチですが体はパーフェクトで惜しげもなく裸体を出しまくってるので風景と相まって目の保養にはなります。

ちなみにソフィア役の女優は、そのパーフェクトボディでフランスサッカー代表とかに売春してたコールガールだし、このキャラを地でいく感じの人のよう。
ラガーフェルドに気に入られ、ファッション界にも食い込み、謎のランジェリーデザイナーもやってるので、リアルの彼女の方がしたたかなようです笑
ocho

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