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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のUKELのレビュー・感想・評価

3.7
三島と飄々と議論してた芥さんの現在の姿が出てきた瞬間、迫力すごくて声出た笑

人間は、日々の目的と生産を淡々とこなしていれば時間が経過して勝手に老いて死んでいく(それを“人生”とか“日常”だとか名付けされる)のに、それより高次について思考しだすと、そこはもう概念の宇宙になってしまうので、正解などはなから導き出せないし、正解なんて求めてすらないし、沼にハマる。
だから、それを受け入れて宇宙から距離をとって生き続けるものもいれば、沼のなかに居続けるうちに時間が経過するものもいれば、自殺という人間が体現できる唯一の解(今の俺はこれを正解とも別解とも言えない)を選択するものもいる。

何にせよ「言葉と熱量」ってめちゃ人間臭くて良いね。
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