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『リダウト』に投稿された感想・評価

初のマシュー ・バーニーの洗礼を受けてきました。

雪深い山の中、
迷彩服を着た女性3人と
キャンピングカー暮らしの老夫婦。
この5人がメインなんですが
女性3人のうち2人は身体能力が素晴らしく
ロープと腕力と柔軟性で木を登り下りしてしまいます。
老夫婦は2人ともにアーティストで
夫は銅板に絵を彫って大自然を描写していますがある時女性3人組に偶然すれ違ってから心が奪われて
彼女たちを盗み見しながら
銅板に彼女たちを彫っていきます。

全編いっさい会話無し。
映像と音楽だけの作品ですが
映像が美しいこと。
あと、動物を狩ったりするので
生と死がびしびしと伝わってきます。

メタファー的な事は全く分からなかったけどただ圧倒されました。
映画館で鑑賞

サイレントのようにも感じましたが、何処と無く先鋭的であり、かつ古典的でもある。

大抵の場合、そこに明確な“意思”が存在しますが、この作品ではその“意思”が無いように思える場面が多くあるように思います。それは反骨心のようにも感じますが、茫漠とした自然とその営みを前にし、粛然と自らの尊厳を示しているかのような、“原始的な営み”とも言える原点が、そこにあったように思います。
ただ追いすぎるあまりに、内部腐食してしまったような感じもしました。

一方では、あまりにロゴスで切り取ってしまうのもナンセンスで、良くないのかなと思っています。見たままで良いのかなと。

どの層に流れているのだろうと不思議に思う音と音楽が、凍てついた山々を割いたり波打たせたりし、それがエンドロールまで続くという贅沢さ。
スッキリとはしないのだけれど、あの月光のように、時にはボンヤリとしてても良いのかなと思いました。

一連の銅板のシーンには目を奪われました。

ギリシャ神話のアレンジであると鑑賞後に知り、また機会があれば調べてうえで再鑑賞したいです。
映画そのものがマシュー・バーニーの美術作品として機能している。だから「ドキュメンタリー」では無いけれどもちろん「劇映画」でも無い。ただ「作品」として屹立。

台詞なし、明確な起承転結なし、主な登場人物は6人(+オオカミと犬と馬とカモシカと鳥たち)で二時間強が一切眠くならない。

ハンター役の女性はライフル射撃全米代表、「女神」たる彼女に付き従うニンフ二人はダンサーと曲芸師。彼らを覗き見る人間役がバーニー本人、その妻はダンサーで詩人で役者。そしてネイティブアメリカンのフープダンスパフォーマーは彼女自身の役柄で登場。

マシューが鉄筆で銅板に刻みつける雪のアイダホの風景とオオカミが、塩化銅溶液と電気によってメッキされ変容(成長)していく様に目を奪われる。

動物たちを含め出色のパフォーマンスを拝見できた。唯一無二の、余作を持って替えがたい、素晴らしい作品。

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