このレビューはネタバレを含みます
ギレルモ・デル・トロの童話。ネタバレしてるから注意してね。
1941年、放浪中のスタン(ブラッドリー・クーパー)が、たまたま立ち寄ったカーニバルの見世物小屋で読心術のトリックを習得。恋仲になった団員モリーと独立してショーで大成功。
野心に燃えるスタンはカウンセラーと手を組み、知りえた患者の情報を使って霊媒師として詐欺を続けるも大失敗。証拠隠滅のために殺人まで犯し、モリーには愛想を尽かされ、カウンセラーには「え?私はスタンの治療してただけですけど?グル?何のこと?」とか言われて大ピンチ。撃たれて追われてさあ大変。
…それからどのくらい経ったのか、身も心もボロボロになったスタンが訪ねて行ったのは、かつて働いていた見世物小屋。前の団長は廃業したとかで、今は新しいオーナーが経営中。
そこで、やってみないかと言われた仕事がギーク。あの「俺はこんなんじゃねえ」とか言って鶏を食い殺してたあの獣人。そう言えばあの時団長が教えてくれた「浮浪者にアヘン入りの酒を飲ませて雇うんだ」を思い返し「それが私の宿命です」と言うスタンの顔は泣いているのか笑っているのか分からない。エンドロール。
アリーって子の悪夢の話かと思ったら全然違った。alley(小路)の発音はアリーじゃなくてアレーじゃないの?悪夢小路。