このレビューはネタバレを含みます
まあ安楽死や患者と家族の関係を深く描く…ってのは元々期待してなかったんですが。流石にドクター・デスが「患者に死を望ませて、それを言わせる」とは思わなかった…。
なんじゃそりゃ…物語として面白くなりそうな犯人の動機や、一応の信念までスッカスカにしちゃったら話として何も残るわけないでしょ…。言われてた通りの「ただの薄汚い殺人犯」の連続殺人であり、家族も騙されて安楽死として認めちゃった以上の描かれ方がされないので、主軸の話は1時間も掛からず終わると思います。
微妙に感情を強調する場面は大体カットして良いんじゃないでしょうか。だって結局物語の最後の最後で出てくる台詞が
「私の家族が安楽死したいって言ったら止められないかも…」
「…そっか」
そっかってアンタ…うんまあ別に良いんだけどさ、そんなもんよねこの映画は。
居酒屋シーンも要らんよなあと思ったけど、ホッピーで酔っぱらう女の子がいたら可愛いなと思ったのでまあ…あんまりお酒飲まないほうが良いんでは？
ドクター・デスのキャラはこれ以上ないくらい酷いけど、木村佳乃の演技自体は良かったと思います。ボサ髪でもお綺麗ですね。
