持て余す

グリーンランドー地球最後の2日間ーの持て余すのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

地球が大変なことになっちゃう系映画で、ジェラルド・バトラー主演なので、なんだかんだ救ってくれるのかと思っていたらそうでもなかったよ。

ディザスターものも玉石混淆で大量に作られているせいか、差別化のために手を変え品を変えて提供してくれているけど、この映画はあまり派手なことが起こらない。有事の際に(アメリカで)起こりそうな出来事を辛抱強く積み重ねていく印象。

東北などの災害時のリアルを見ているので、この映画で巻き起こるアメリカのリアル(?)は、共感できないし呆れる部分が多い。自分の要求を主張することや不満に対して怒りを表明することも、とても大事だとは思うけど、それがために無用な混乱や人死にが出るのは、思慮が足りないように見えてしまう。

ただ、この物語のような展開になった場合に多くの日本人は、遠慮した結果生き残れないようにも思う。一長一短だね。

主人公一家は主人公補正で次々と困難を乗り越えて、人を踏み台にして、シェルターに到達して見事に生き残るのでした。めでたしめでたし……とは思えなかったなあ。

全体に共感できるところが少なくて、やや消化不良でしたよ。
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