アシスタントのKanakoTakahashiのレビュー・感想・評価

私も新入社員のとき、同じようなメンタルだったので、主人公の感覚とてもよく分かった。同期さえ大学時代にOGなどから社会のしくみを聞いていたりして、何も知らないわたしは相談も出来なかった…。この映画は沈黙の尺がとても長く、その沈黙で語られている闇が深い。映像も主人公の服の柔らかいピンク色以外はモノトーンに近く独特の雰囲気が描かれている。希望が打ち砕かれ絶望的な現実を目の当たりにするこころの動きが繊細に表現されている。