えくりぷす

宇宙でいちばんあかるい屋根のえくりぷすのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

野中ともそのファンタジー小説を映画化。

中学生の大石つばめ(清原果耶)は両親と3人で暮らしている。父親は再婚で母親とつばめは血が繋がっていない。母親は妊娠しており近いうちに弟妹が産まれる予定である。そんなとき、つばめは書道教室の屋上で"星ばあ"(桃井かおり)と出会う。

問題を抱えた少年少女が「この世ならざるもの」との交流によって成長し問題を乗り越えるという物語類型である。簡単に云えば「となりのトトロ」と同じである。

つばめは両親の血の繋がった弟妹が産まれることで、親から自分が愛されなくなるのではないかという不安を抱えている。"星ばあ"という「この世ならざるもの」と出会い交流することで成長し不安を乗り越えることができる。

なんといってもこの映画の魅力は清原果耶の美少女っぷりを堪能できることに尽きるだろう。制服はもちろん私服も夏、秋、冬とバリエーションがあっていい。

不満があるとすればつばめが憧れる大学生・浅倉亨(伊藤健太郎)が絶世の美少女が憧れる魅力的な男性に見えないことぐらいか。

映像もきれいだし親子で見てもカップルで見ても気まずい雰囲気にならない清い映画だった。
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