は

アトラクション -侵略-のはのレビュー・感想・評価

アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)
1.8
前作で宇宙人の力を得た主人公を、危険と判断した宇宙人の人工知能が殺しに来る? 話?(自信なし)

なんかこの作品のスタッフってSFXシーンとSEXシーンを交互に見せるのが異常に好きすぎない?
前作冒頭でもやってたけど、なんのこだわりなのか意味不明。
SFXとSEXって似てるよね?! とかいいながら爆笑しながら作ってるんだろうか。
知らんけど。
宇宙人も主人公も何が目的なんだか良く分からん。
愛情がキーワードみたいな映画だと思うんだけど、主人公たち、というか登場人物全員に全く魅力がなくて、知らない人たちのそういうのって興味が湧かないどころ聞くのが苦痛まである。

前回装甲車も壊せなかったクソザコパワードスーツが戦闘ヘリを撃墜したのは面白かった。
航空機全般って装甲は全くたいしたことなくて、ベトナム戦争でも歩兵の小火器によるチープキルが問題になったそう。
機動性しか取り柄のないパワードスーツも、的確に運用すればかなりの効果をあげれる描写でよかった。

逆にラスボスの方は、高度な科学力を持ちながら全く効果的な運用ができない馬鹿の中の馬鹿、馬鹿の王って感じ。
人工知能なのにマヌケ、ってウィートリーみたいじゃね? って思いながら見直したら、見た目もウィートリーそっくりでなんか笑えた。
高度で強大な力を手に入れたものの、全く効果的に生かせないキャラクター性まんまウィートリーだわ。

作中発生させた水はどこから持ってきたんだろう?
直径3キロ、高さ目分量で100メートルくらいなので、計算すると七億トンくらい。
空想科学読本によると、350トンの水を空気中から取り出すだけで北半球が壊滅するらしいけど。

関係ないけど空気中から飲料水を作り出せる装置って言うのは市販されてて、大体一リットル1kWhで作れるらしい。
この情報から割り出した数値だと、空気中から水を7億トン取り出すのに必要なエネルギーのワット数を換算したら0.6メガトンだったメモ。


以下宇宙人強さ評価(ネタバレあり)





ラー
本作の宇宙人の文明によって生み出されたと思われる人工知能。
姿は直径数百メートル程度の不定形宇宙船。
脅威(何の?)となりうる文明の発生を監視し、抑制する役割を持つらしい。

宇宙船は前作の物に比べ非常に堅牢で、ロシア製弾道ミサイル、RS-28サルマト(描写と外観から同定)の直撃に耐える。
RS-28の威力は40メガトンで、「10発でアメリカの全国民を殺害できる」威力。
バリアなしでの耐久力描写としてはトップクラスで、他作品宇宙人の兵器でも、これを破壊するのは容易いことではないかも知れない。

主な攻撃手段は相手文明の情報網を乗っ取って操作することと、大量の水を自在に操って任意の空間を水没させること。
特に情報乗っ取りは使い方によっては一瞬で地球文明を滅ぼせる程に強力。
他作品の文明を持つ宇宙人にも非常に有効だろう。

しかしながら、その使い方はあまりにも稚拙で非効率的。
水を使っての攻撃にも言えることだが、どちらも攻撃と呼ぶには余りにも大雑把でなにを目的としているのかわからない。
本人もおそらく把握できていないのではないだろうか。
ターゲットは主人公一人なので、水を自由に操れるのなら、単に主人公一人の肺を水で満たすだけで目的は達成されるはずなのだが。
知識はあってもそれを使う知能の面に大きな不安がある、というのは映画の宇宙人としてはよくある性質だが、ここまで能力を使いこなせないのは非常にマイナス。

ラストは主人公のブレスレットの効果により簡単にやられてしまい、相手の戦力分析にも致命的な問題を抱えているのが垣間見える。

能力の強さ、宇宙船の頑強さを生かせれば、バカ揃いの映画宇宙人の中ではそれなりに健闘できるかもしれない。

科学力:65
頭の良さ:5(犬であればかなりお利口さん)
兵器:50
身体能力:-
兵力数:1

総合:121

ステータス的にはエビ(第九地区)には勝てそう。
ID4宇宙人にも、シティデストロイヤー内部を水で満たすとかすれば本来は勝てるだろう。
しかしそんな効果的な戦い方をする知能はないので、無意味な事をやってる間に対抗策練られて負けるイメージ。
は