このレビューはネタバレを含みます
前作に引き続き、SFのおもしろ要素がかなり詰まっている。
ストーリーがややお粗末でツッコミどころ満載なのを含めても、SF要素がかなり面白かったので私の中で4点超え。
情報社会を逆手に取った宇宙人からのリアルタイム情報書き換えテロ攻撃の発想はかなり良かった。たぶん情報に踊らされ過ぎるなっていうメッセージ性を盛り込んでいるんだと思う。ただ、あの宇宙人の技術レベルだったら目標の地球人一人殺すぐらい容易くない?って思っちゃった。前作で活躍したパワードスーツ送り込んだりもしてなかったし。
タイトルの侵略っていうわりには宇宙人の要求も「技術を渡さないようにするために技術開発に貢献してる主人公一人だけを狙う」っていう超穏便対応だったので、タイトル間違ってるよなぁとは思った。この映画、タイトル全然面白そうじゃないしかなり損してると思う。
あとは、主人公と彼ピの情愛のために多くの人達が犠牲になったみたいな感じになっちゃったので、先に宇宙人がロシア政府の開発本部を攻撃したりロシア政府が技術開発の停止を拒んだみたいな描写でもあれば良かったと思う。
この映画で惜しいのは、魅力的なキャラはいるのに、いまいち作品に盛り込めていなかったと思う。前作で活躍してたSFオタク君が後半ほぼ出番なしなのが残念だったし、改心した元彼ピ君ももうちょっと良い死に方させてほしかった。というか死ぬ必要あった?和解して残った障害を治療して更生したりしててもよかったと思う。イワンも途中までいいキャラしてたのに後半はトラブル要素の一部みたいな扱いになっちゃって勿体なかったと思う。真面目くんは嘘の情報に踊らされちゃうよねっていうメッセージ性の一部ってことか🤔
ラストの母艦撃墜シーン、インディペンデンス・デイみたいに彼ピが特攻したけど、特にそれで母艦が破壊される描写もないのでなんで特攻したのかわからなかった。たぶん特攻したことで母艦の機能が弱まって?その隙に主人公が腕輪の力で母艦を水から押し出して?爆撃で仕留めた感じ?良くわからん😭なんか都合よく丸め込まれた感じはしたかも。お墓のシーンも直前に主人公と彼ピ映さなければもうちょっとドキドキ感を引き延ばせた気がするな。
個人的に作品のラストはカムチャッカの辺境で2人で暮らしながらパッパに「仕事も家も家庭菜園もある」って言って締めてほしかったな。
いやでも、軽い気持ちで観たのにかなり面白かったな。このシリーズ映画館で観たかったよ。