たろ

アトラクション -侵略-のたろのネタバレレビュー・内容・結末

アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか軽い気持ちで宇宙人侵略物が観たくて観始めた。やたらCGが凝っていて、なんだこれ!!B級なのにお金が掛かっている!!という印象。

ロシアの本気を感じたが、何だかアメリカ映画の俗に言う「あれ」感が拭えぬストーリー。毎度のご都合主義は仕方ないが、何万人規模で死ぬであろう災害の後に無理くりハッピーエンドをドッキングさせたのはあまりにも無理くり過ぎて笑ってしまった。もっとリアリスティックな作風だったら良かったのかもしれない。

インターネットを用いた「プロパガンダに気をつけよう」という分かりやすい警告が昨今の情勢と相まっていて、これ絶対ロシア政府からのメッセージだよね!?...笑

あとロシアの軍事力の誇示感が否めなかった。暴力の正当性をはっきりさせていて、ロシアぽいなと思った点(悪い意味ではない)と軍事的なシーンのクオリティの高さを際立たせる事でこの映画の出来栄えを無理矢理に底上げしていて、流石の恐ロシアを感じた。メタファーとして「俺ら怒らせると危ないからなぁ?!」を映画に付随させているある意味、現代離れした映画の魅せ方だと。。

スコアはその様なクオリティを評価しての3.0で、もう少しの脚本とリアリティで3.5だったのにと、非常に惜しかった。
たろ

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