津村記久子さんの本はお気に入りでほとんど読んでいるんだけど、これは未読。
彼女の書く女子がとにかく私はいつも共感できてハマってしまいます。
で、この主人公ホリガイ(佐久間由衣)もなかなか拗らせてるけどユニークで好き。
イノキ(奈緖)とどんどん距離が近づいていく様子とかもすこぶる良い。
知り合ったばかりなのにお互い好意を持ったホミネ(笠松将)とのこれからの関係も気になる〜って、のほほんと鑑賞していたのに一気に不穏な空気が…
「人ってさ、朝起きて歯を磨くみたいにすっと死ねるんだろうな、きっと理由なんかないんだ」ホミネの最後の夜に共にいた友人ヨッシー(小日向星一)の言葉にドキッとさせられる。
イノキの語る過去にも衝撃。
そして、ホリガイの児童福祉士になりたい理由も納得。
原作は太宰治賞受賞作とのこと。
とにかく深い闇の部分が描かれている。
理不尽な目に合ってる人を救いたいと思い行動する強い眼差しでラスト。
奈緒さんは注目してたけど、佐久間由衣さんのこともこれからはチェックです。
そして原作、探して読まなくっちゃ。です。
後、小日向星一さんってあの小日向文世さんの息子さんなんですね！！
知らなかった……そういえば似てる。
