Omizu

私は隠れてしまいたかったのOmizuのレビュー・感想・評価

私は隠れてしまいたかった(2020年製作の映画)
3.6
【第70回ベルリン映画祭 男優賞】
これはスクリーンで観たかったな、というかスクリーンで観ないと正当な評価ができないタイプの作品だと思う。

話としてはアントニオ・リガブエという画家の生涯を描くだけなのだが、とにかく画面が美しい。一つ一つのカットが本当に絵のよう。

タッチとしてはゴッホをウィレム・デフォー主演で描いた『永遠の門 ゴッホの見た未来』に近いかも。

彼の内面やトラウマを徹底してグラフィカルに描き出す手腕は大したもの。万人におすすめはできないけど大切にしまっておきたいような、そんな映画。
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