観る前に酷評だという事だけ耳に入れて鑑賞したので、心構えが出来て助かった。
この映画は真面目に見れば見るほど、楽しみにしていた人ほどガッカリするに違いない。
大怪獣が死んでその後どうなる?というとてもキャッチーで興味を惹く設定だが、それを全く活かせていない脚本。
『シン・ゴジラ』のようなものを期待してしまうかもしれないが、
主要キャラの謎の三角関係も、バタバタする内閣の対応も、全てが中途半端で薄味であり、ギャグが滑っているとかいうことが全てどうでもよくなるくらい、そもそもきちんと面白い話を作る力がなくてガッカリさせられる。
周囲がバタバタするだけで核心に迫らないストーリー展開には辟易させられるばかりだ。
監督の前作『音量を上げろタコ』は、あまりにも不快でつまらなくてゴリゴリにこき下ろした私だが、本作はシンプルにつまらなくて眠くなってしまった。
その上あのオチである。
シンプルに話がつまらないうえに、オチにもガッカリし、さらにエンドロール後の映像。
思わず失笑のガッカリの三重苦である。
ひどい映画でもツッコミまくれて面白いみたいな作品もあるが、これはネタにもならないので本当に中途半端。
あと、無駄なキスシーンのスロー映像はダサいのでやめてくれ。
面白くなりそうな題材をここまでガッカリさせられたわけだが、そもそも適材適所と言うものがあると考えさせられる。
可能ならば同じ題材で別の人に作ってもらいたいくらいだ。
おつかれ様でした。解散!