だいすま

青くて痛くて脆いのだいすまのレビュー・感想・評価

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
3.8
ちょっと大人し目で内気な主人公が、明るく社交的な女子に声をかけられ暫く楽しく過ごすも、自身の片想いを上手く伝えられず一方的に自ら離れ、悶々として自爆する話。かな?
タイトル通りだな…と納得の作品。

でも主人公の気持ちも分かるというか、自分だけと仲良くして欲しいのにいつの間にか彼女が皆のものになってしまう寂しさから来るイジけた感情。
結局自分自身が変わるしかないと大人になればこそ分かるが、丁度過渡期にあった青年が傷付きこれを知って行く過程を上手に描いているんじゃないかな、と感心した。私自身の大学時代に似ていた様な気もするので共感したのか。
この辺の”妙”が分かると味わい深い作品であると思うし、分からないと妙につまらない作品になってしまうかもしれない。見る人を選ぶかも。
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