大学4年

島にての大学4年のネタバレレビュー・内容・結末

島にて(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

"私たちは飛島に戻ってくるなよって言われて育ってきたんです。"

うーん、まさしく島というより日本の田舎が抱えてる光と闇って感じがヒシヒシと感じられる映画だった。ある特定の地域にスポットを当てたドキュメンタリーはこれまで色んなのを見たけど、見たいものは正直あんまり見れてない!!特産物とか町おこしのための働きとかは正直映画でやるべきじゃない!!
地元の広報誌とかテレビの地方局でのドキュメンタリーで十分!!

それよりはもっと死んでいく街の中での村人の将来や、一人しかいない中学生の葛藤や本音など文字起こししたら必ずしもポジティブにはならないシーンをもっと増やしてほしかった!!

中学生の将来を聞いた時にアメリカに行って英語を学びたいと言った時に、明らかに空気が変わったのがわかる。一人だけの中学生でみんなの子供のように育てられたと思うけど、同時に依存してるんじゃない?って感じがする。それを踏まえてのお父さんの漁師になってもらいたい!っていうシーン、祈祷シーンでも同様に漁師だろ!みたいなヤジも飛んでるし、窮屈に感じてるんだろうな。

正直、この前時代的なドキュメンタリーはものすごい気味の悪さを感じた。島というか田舎がもつ独特な空気がすごい。島民みんなで島を守るための見えない防衛戦が、あの中学生の鳥籠の檻のようにも思えてしまう。
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