やまけ

Swallow/スワロウのやまけのレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.7
「異物を飲み込みたくなる衝動」という突飛な題材とは裏腹に、作品の指し示す先は普遍的なものであるように感じられました。

具体的には、

①他者を「理解できる」と思い込むことの傲慢さ(それが男性側の優越意識に起因するものであるという種明かしも含めて)

②妊娠において実質的なリスクを負うのは女性側のみである(男性側が女性側と同じ深度で不安になること・同じ深度で責任を負うことは不可能であるため)

の二点です。

画鋲とカトラリーのシーンは本当に怖かったので、目を細めながら観ました。
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