衝撃……
"異食症"という恐ろしい病を描きながら、
その恍惚とした表情にはどこかエロスも…
御曹司と結婚し、玉の輿に乗ったハンターは、家柄の差からか対等に扱ってもらえずストレスを溜め込む。
ある日、妊娠が発覚した折に義母から啓発本をもらい、そこには「新しいこと、驚くようなことに挑戦してみなさい」と書かれていた。
そこでハンターはビー玉を飲み込んでみると、心が意外なほど充足した…
ハンターはその前からキラキラした氷に見惚れ、がりがりと音を立てて噛んだりしていた。
調べると初期症状で氷を食べることはよくあるらしい。その次はビー玉。
そして、その次は画鋲……
どんどん過激になっていく様子には、ひやひや。
「電池を飲んだらダメ。体内で液漏れしたら死ぬ」
心理学に詳しいわけじゃないが、特に何かできるわけでもない非有能なハンターは「危険な物を飲み込むことで、人にはできないことをできたという達成感があった」のではないか？
「君に何ができる？何もできないじゃないか。路上生活するつもりか？この恩知らずのクソ女が」
そう言われた後、ハンターは机の上の時計を壊す（おそらくその破片も飲み込むんだろう）。そして植木の土も。
「私はこの物も飲み込める」と言わんばかりに。
