鍋山和弥

スカイ・クロラ The Sky Crawlersの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

押井守さんの作品。子供のまま、成長しない、永遠の命を持つ存在、『キルドレ』。戦死したり、誰かに殺してもらったり、自殺したりすることで、自らの命が、終わる。『ユウイチ』と『クサナギ』も、キルドレである。永遠の命を、企業のための、戦争の、兵士として、利用される。永遠の戦争の日々。戦争病になっても、それは変わらない。そして、自殺願望を持つ。『早く終わりたい、早く終わらせたい』。永遠の命があっても、戦争に費やされると、精神崩壊も、当然。そして、命が終わっても、そのクローンが、生み出される。終わらない。『ユウイチ』と『クサナギ』は、愛し合っていたと思います。よく、『ユウイチ』の、前のクローンだった『ジンロウ』は、『クサナギ』に撃たれたと、セリフにあるが、それは、『ジンロウ』が、望んだこと。子供のままの、永遠の命を持つ、『キルドレ』が、毎日、戦争してれば、当然のような気がします。だから、『クサナギ』は、終わらせるため、撃った。それは、『ジンロウ』を愛してたが故。だから、『ジンロウ』のクローンの、『ユウイチ』を愛し、肉体関係を持つ。死んでも死んでも、愛し合い、肉体関係を持つ。『キルドレ』の悲しい性。終わらない。
鍋山和弥

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