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スカイ・クロラ The Sky Crawlersのmomomoのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

マジで良かった
もう一度見返したい映画

草薙のような女が好みなのでシンプルにずっとドキドキしていた、抱えてるものを知ってからより興奮していた

こどもなのにこどもを産んでる破綻いいね
優秀で交代が起きなかったが故にひとに干渉するようになった
草薙さんはずっと草薙さんで、函南くんは何交代かしてるんだろうか
死んで死んで死んで、1つ前の時は終わらせてもらったのかな
タバコの銘柄同じなんだろうな

明日死ぬかもしれない人間が大人になる必要ってあるんでしょうか
函南くんずっと知らない倫理感で進んでくよー
函南くんやたらタメ語が目立つキャラだなと思ったけどこども性を強調するための造形なのかしら

虚無ボウリング一番いい

死んだ同胞が名前と記憶だけ捨てて交代してくるシーン気持ち悪すぎて良い

草薙さんみたいな女が一番いいんだよな
初見だと優秀で気丈でとことん冷徹冷静に見えるが実際は女性的な激情や無鉄砲で大胆な面もある
頼れそうでめちゃめちゃ不安定
……と思ったけど草薙さんは優秀すぎるがゆえに色々抱え込んで、破綻してんだね

この世界の倫理観に対して、函南くんは本当に機械みたいだ
他の人はそうでもなさそう
薄々気づいてるけど自分の精神を守るために気付かないふりしている人もいれば、疑問が爆発して不安定になってる人もいる
草薙さんは長く生きすぎてるせいではっきりと不満に、不安に思ってる
草薙一周目的な存在が三ツ谷なのかな?

草薙さんは何か決定的に変えて、現状を抜け出したいと思っている
ティーチャーへの無鉄砲に見える追跡もそれゆえ?
函南くんはラスト草薙さんを抱きしめておいて、君は何かを変えるまで生きろと言っておいて、直後自分もかつての草薙さんと同じような行動に出ておいてなお、同じ景色でも見えるものが違うならそれでいいんじゃないかってぼやき続けてたが、
結局函南くんの思想は……
というかこの作品自体そういうオチ、てかテーマなんだろな
「いつも通る道でも違うところを踏んで歩くことが出来る、いつも通る道でも同じ景色という訳では無い、それだけではいけないのか。それだけのことだからいけないのか」

エンタメとしての終わることの無い(終わらせては行けない)戦争、おそらく機体性能の面で絶対に倒せないティーチャーことmy father

大人側も大人側で色んな立場、抱えてるものがありそう
ダイナーの階段に座ってるおじいさんの正体とか、ティーチャーのこととか
原作小説が気になる〜
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