キャスティングありきの改変が酷い。原作から映画化にあたって改変するのは有りだし、男から女にするのもよくあるが、今作のように重要な事柄に関わる所を安易にしてしまうからつじつまが合わなくなる。瑛太と清原伽耶の体格差を見てしまった後にはそりゃ1人で無理だろと醒めてしまう。
そしてこの監督の原作ありの映画はいつも自分の思想を入れ込んで原作の大事な所がぽっかりと抜けているように感じる。どうして製作側がこの監督に依頼するのかわからない、オリジナルだけを好きに撮っていてほしいと切に願う。ほんとにとても苦手な監督だ。まあこの原作もそんなに好きではないんですが。
