◆あらすじ◆
妻を出産直後に亡くした夫のマシューは悲しみに暮れるも娘のマディを自ら育てることを決意する。マシューは慣れない育児に苦労しながらも、マディとともに父親として成長していく。
◆感想◆
前述のあらすじのとおり、ストーリーはシンプルで、父・マシュー（ケヴィン・ハート）と娘・マデュー（メロディ・ハード）の成長物語となっており、2人とも基本的に明るい性格で観ていて楽しいので、最後まで気持ちよく観ることができました。
マシューは独自性を重んじ、娘にやりたいようにさせる父親であり、娘をこれ以上ないくらい愛していることが伝わってきました。赤ちゃんの頃の夜泣きや食事、オムツの面倒などマシューはどんどん疲弊していきますが、それでも両家の両親や友人たちに支えられ、頑張ります。演じるケヴィン・ハートの明るさからクスっと笑える育児姿ですが、育児している人から見れば他人事じゃないでしょうね。
そして、娘のマデューがとても可愛らしくて、マシューが大好きなことが表情から伝わってきて良かったです。彼女のやりたいようにマシューがやらせていることもあって、親子関係の温かみを強く感じました。
ストーリーが進むにつれて、マシューは仕事や恋人のことで悩むようになりますが、それでも娘第一の気持ちがブレなかったところが感情移入出来て良かったです。
意外性など無いですが、求めているものを最高の形で出してくれている作品だと思います。とても面白かったです。
鑑賞日：2024年3月30日
鑑賞方法：CS ムービープラス
（録画日：2023年5月5日）
