ひかり

マグノリアのひかりのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
4.9
全然違う場面で、全然違う事をしている複数の人々のパワーが、この作品の中では同じ方向を向いて一つの大きなパワーになっているのが凄い。
つまり、みんな前に進んでいるんだ。
人間の根源的なパワー、具体的なものを削ぎ取って削ぎ取っていけば、一緒な物なのかもしれない。
最後に警官が、「何を許すかが、一番難しいんだ」と言っているセリフが、生々しく響いた。
他にも具体的にそういうシチュエーションが提示されているキャラクターはいっぱいいたのに、あえて彼の口から出ているのが面白い。
より普遍性を感じさせる。
そして、あの役で、あのセリフを生々しく演じていたジョン・クリストファー・ライリーの俳優力に魅入った。
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