SEIJISAN

キャリーのSEIJISANのレビュー・感想・評価

キャリー(2002年製作の映画)
3.0
傑作ホラーをリメイク(TVドラマだけど)。原作が面白いから大コケはしないよね。本当の恐怖は、キャリーの「超自然の力」ではなくて、子供を自分の所有物の様に扱う「毒親」であり、悪意しかない「虐め(或いは暴行)」をする人の心に心底ゾッとする。原作で大事な部分を変にアレンジしていないから、本作も怖がりながらドキドキして観る事が出来ました。本当にキャリーが気の毒でならない。「普通」を求めているだけなのに...。そして虐める側の奴ら!許すまじ!!豚さんを殺すところで僕の怒りは爆破寸前。あんな事出来ないよ、まともな人なら。そしてキャリーを喜ばせておいてから叩き落とすという残酷な事を...。それらが平然と出来る心が怖い。あとは上映時間が少し長めなのが好みのわかれるところ。時間を延ばした分、存分に「超自然の力」を発揮するシーンが盛り込まれてます。個人的には短時間で思いっきり怖がらせて、スパッと終わらせた方が好きなので、過去作の方が好みです。
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