下手丸

トランスフォーマー/ビースト覚醒の下手丸のレビュー・感想・評価

3.1
バンブルビーと1作目の間の時代設定のお話。

90年代のあの頃に映画で見たニューヨークの町並みが再現されていたのは嬉しかった。

やっぱり、ワールドトレードセンターってニューヨークのシンボルだったと思うし、それが町並みとしてしっかり生きていた。

トランスフォーマーといえば1作目のワンカットの変形シーンで感動して、以降どんな作品が作られてもそれを超える感動がないのは凄く残念なところ。

ただ、主人公とミラージュのバディ物としてすごく楽しめたし、アドベンチャーあふれる謎解きなどのウキウキ感もあった。

そして最終決戦。今までのトランスフォーマーになかった大集結バトルもみられて、アクション映画が好きな監督が作ったんだなと予想もできた。

でも言い換えれば、どこかで見たことのあるような要素や演出の連続で、もっと時代が進めばAIでも作ることができる映画じゃなかろうかと思うくらい監督の個性を感じない無個性な映画だった。

面白いし、最後まで楽しめたけど記憶には残らない。

とはいえ、最後に匂わせたアイツ等の参戦。絶対に盛り上がるし、ここは監督のやりたいことがはっきりと伝わる良い結末のだったと思う。
下手丸

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