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アントキノイノチのbluemercenaryのレビュー・感想・評価

アントキノイノチ(2011年製作の映画)
3.6
「ちゃんと生きたい」
怖ろしく重い一言。
3.11震災直後、被災地では人と人の繋がりを実感した人も多い一方で、
生き残ってしまった事に罪悪感を感じる人が多かったと聞く。

今はどうだろう。
生き残った事に感謝して、亡くなった人を忘れない事。
その人分精一杯生きるんだ。そういう気概を持つ、持たせる環境創りも社会の義務ですよね。

     若い二人の心の邂逅の一助になったのが上司の佐相(原田泰造)。
     近過ぎず遠すぎず、適度な距離感と温度で彼等に寄り添う、言葉を掛ける。
     その眼差し、心のゆとりは彼自身の経験から。乗り越えた過去があるんでしょうね。
          
     どん底にいる時、こういう信頼できる人間に出逢えるかどうか。          
     よく、這い上がる意志がある人には出会いがあるとういいますけど、それはどうだか。

     因みに演じる原田泰造。ホントお笑いやめて俳優だけでいいわ。
     この人でなければダメというくらい馴染んでた。


繋がっていたい。
心の底から。
誰だってそんな事は解っている。
術がない、判らない、自信がない。
一番は勇気がない。
ここは年齢性別関係ないでしょ。
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