「ちゃんと生きたい」
怖ろしく重い一言。
3.11震災直後、被災地では人と人の繋がりを実感した人も多い一方で、
生き残ってしまった事に罪悪感を感じる人が多かったと聞く。
今はどうだろう。
生き残った事に感謝して、亡くなった人を忘れない事。
その人分精一杯生きるんだ。そういう気概を持つ、持たせる環境創りも社会の義務ですよね。
若い二人の心の邂逅の一助になったのが上司の佐相(原田泰造)。
近過ぎず遠すぎず、適度な距離感と温度で彼等に寄り添う、言葉を掛ける。
その眼差し、心のゆとりは彼自身の経験から。乗り越えた過去があるんでしょうね。
どん底にいる時、こういう信頼できる人間に出逢えるかどうか。
よく、這い上がる意志がある人には出会いがあるとういいますけど、それはどうだか。
因みに演じる原田泰造。ホントお笑いやめて俳優だけでいいわ。
この人でなければダメというくらい馴染んでた。
繋がっていたい。
心の底から。
誰だってそんな事は解っている。
術がない、判らない、自信がない。
一番は勇気がない。
ここは年齢性別関係ないでしょ。