ヤムチャン

アントキノイノチのヤムチャンのレビュー・感想・評価

アントキノイノチ(2011年製作の映画)
1.8
吃音もちで一見弱そうなのに実は芯が強かった主人公を岡田将生が好演。脇を固める役者も申し分ない。
遺品整理屋という死後と生前の関係性を物語にしていて、お涙頂戴要素がありながら、主演の二人の過去の傷をえぐるだけで共感できるところが全く見つからない。
急に最後、岡田将生の写真集を自分で見ている様が滑稽で泣けない。
エンドロールの後の挿入も重たくなりすぎないよう配慮した結果、蛇足でしかない。
重いテーマをエンタメに仕損じた作品例。

スピンオフの佐相博に焦点を当てたサイドストーリーの方がより遺品整理屋に向き合ってて見応えがあった!